ahamoには、デメリットに関する気になる口コミもあるので、契約を迷ってしまいますよね。しかし、どのようなデメリットがあるか知っておけば、契約の際に困ることはありません。以下では、ahamoのデメリットを具体的に解説します。
キャリアメールを使えない
ahamoはドコモが提供しているプランですが、ドコモからahamoに変更すると、キャリアメール(@docomo.ne.jp)が利用できなくなります。キャリアメールを引き続き利用したい人は、月額330円の「ドコモメール持ち運び」に申し込みましょう。
ドコモメール持ち運びは、ahamoへのプラン変更手続き時に申し込めます。ahamoへ変更するタイミングで同時に申し込みが必須で、変更後の申し込みはできないので注意が必要です。
ドコモメール持ち運びを申し込まずにahamoに変更すると、メールデータ・メールの設定情報・各種メールアドレスがすべて削除されます。また、メールの受信もできなくなるため、ドコモのアドレスで登録していたサービスやコンテンツは、ほかのメールアドレスへの変更が必要です。
キャリアメールは、Gmailなどのフリーメールでも代用できます。普段からフリーメールを利用する人や、キャリアメールを使わない人にとっては、それほどデメリットではないといえるでしょう。
料金プランが20GBと100GBしかなく、小容量プランがない
ahamoのプランは、月額2,970円(20GB)と、月額4,950円(100GB)の「ahamo大盛り」の2種類のみで、それ以外の小容量プランなどは提供されていません。月々の利用データ量が少ない人は、他社のほうが利用量を抑えられる可能性があります。
例えば、ソフトバンクのLINEMOでは、月額990円で3GBの「ミニプラン」を選択可能。月のデータ使用量が3GB以下なら、ahamoよりLINEMOのほうが安くなります。
留守番電話サービス・転送でんわサービスが利用できない
ahamoでは、留守番電話サービス・転送でんわサービス・キャッチホンが利用できません。ドコモからahamoに変更すると、上記のサービスは自動で解約されてしまいます。
留守番電話をよく利用する人や、仕事などで転送でんわを使っている人、通話中に保留をしたい人は、ahamoに乗り換えると不便になる可能性があるので注意しましょう。
データ容量が余っても翌月への繰り越しは不可
ahamoでは、どのプランでもデータ容量を翌月に繰り越すことはできません。例えば、今月5GBを利用した場合、余りの15GBを翌月に追加するのは不可能です。
月のデータ利用量の変動が大きい人は、繰り越し可能な格安SIMのほうが、お得に利用できる場合があります。例えば、UQmobileの「コミコミプラン」は、月額料金3,278円で20GBまで利用可能。余ったデータ容量は翌月に繰り越せます。
ドコモのスマホ以外ではSIMロックの解除が必要な場合もある
2021年9月30日以前に発売された端末を、ドコモ以外で購入した場合は、ahamoの利用にあたってSIMロックの解除が必要なケースがあります。
使っている端末がSIMロックされているかは、Androidなら「設定」から「デバイス情報」と進んでいき、「SIMカードステータス」で確認可能です。iPhoneの場合は、「設定」から「一般」と進み、「情報」にある「SIMロック」で確認しましょう。
SIMロックを解除するには、端末を購入した会社で手続きを行います。ソフトバンクなら「MySoftBank」、auなら「My au」から手続きを進めましょう。
ソフトバンクショップやau取扱店でもSIMロック解除はできますが、手数料が3,300円かかります。Webでの手続きなら無料なので、できれば公式サイトから申し込むのがおすすめです。
申し込みやサポートはオンラインでの実施が原則
ahamoの申し込みやサポートなどは、原則オンラインのみです。ドコモショップでもahamoの契約や、契約後の各種手続きサポートをしてもらえるものの、3,300円の利用料金がかかります。
ahamoの申し込みや手続きなどでわからない点がある人は、チャットサポートを利用しましょう。ahamoの公式サイトから、チャットボットまたは有人チャットでサポートを受けられます。
国内通話5分かけ放題は料金プランから外せない
ahamoは、どのプランでも5分以内の国内通話が何度でも無料です。ドコモが提供する「5分通話無料オプション」と同じですが、5分間かけ放題のオプションを外して月額料金を安くすることはできません。
他社と比較してみると、同じ月間20GB使えるが5分間かけ放題のオプションがないLINEMO(2,728円)やpovo(2,700円)のほうが、ahamoよりも安くなります。通話をそれほどしない人にとっては、5分間かけ放題があるぶん、月額料金が高くなるのはデメリットだといえるでしょう。
ただし、LINEMOやpovoで5分間かけ放題のオプションをつけた場合は、ahamoのほうが安くなります。
ドコモ以外の端末には動作保証なし
ahamoまたはドコモで購入した以外の端末は、動作保証がありません。例えば、ソフトバンクで購入したスマホをahamoで利用する場合、スマホが故障したり破損したりしてもドコモで修理を受けるのは不可能です。
また、何らかの不具合でスマホが利用できなくなってもサポート対象外となり、すべて自己責任になるので注意しましょう。
18歳未満は本人名義で契約ができない
ahamoでは、18歳未満の人は本人名義での契約ができません。例えば、18歳未満の人がahamoを利用するには、親が親権者名義で契約し、子どもを利用者として利用者登録する必要があります。
利用者情報の登録は、「ドコモオンライン手続き」から行いましょう。18歳未満の人を利用者登録するには、「契約者以外(郵送受付)」を選択し、手続きを進めます。18歳以上が契約するのと比較して、手続きが増えるのはデメリットだといえるでしょう。
ドコモからahamoに乗り換える際には、使えなくなるサービスや特典があることや、キャンペーンが利用できなくなるケースなども理解しておきましょう。以下で、乗り換えの際の具体的な注意点を解説します。
ドコモのサービス・特典・割引が一部利用できなくなる
ドコモからahamoにプランを変更すると、ドコモメールなどのサービスや、長期利用ありがとう特典などの特典、ギガホ増量キャンペーンなどの割引が利用できなくなるため、注意が必要です。利用不可となるサービス・特典・割引を、以下で紹介します。
サービス・機能
ドコモからahamoに変更すると、さまざまなサービスや機能が利用できなくなります。例えば、あんしんパック・キャッチホン・ネットワークセキュリティ・パケットパック海外オプション・転送でんわサービス・spモード決済などは、ahamoでは利用できません。
そのほかのサービスや機能の詳細は、ドコモの公式サイトを参考にしてみてください。
特典
ドコモのdキッズ13か月無料・長期利用ありがとう特典・5分通話無料オプションは、ahamoにすると利用できません。長期間ありがとう特典は、誕生月のd払い還元率が最大で20%増える特典なので、d払いをよく使う人は注意が必要です。
5分通話無料オプションも廃止になるものの、ahamoはどのプランでも国内通話が5分以内無料のため、月額料金を考えるとむしろお得だといえるでしょう。
割引
ドコモが提供している各種割引も、ahamoに変更すると利用できません。対象外になる割引は、ギガホ増量キャンペーン・オプションパック割引・みんなドコモ割・ドコモ光セット割など。そのほかの割引サービスは、ドコモの公式サイトを参考にしてみてください。
回線数に応じて最大1,100円の割引になるみんなドコモ割や、ドコモ光とスマホをセットで契約すると、月々のスマホ料金が最大で1,100円割引されるドコモ光セット割などが適用されている人は注意が必要です。
上記の割引サービスは割引額が大きいので、適用対象外になってもahamoのほうがお得かどうかをシミュレーションしておくとよいでしょう。
例えば、ドコモの公式サイトでは、デバイスや端末数別、ドコモ光の契約有無などの条件から、料金を手軽にシミュレーションできるサービスを提供しています。
また、dアカウントをもっていて、ドコモのスマホを利用している人なら、ドコモの公式サイトで詳しいシミュレーションも可能です。直近の利用実績をもとに、最適なプランを提案してくれたり、機種代金も合わせた料金を計算してくれたりと、より詳細なシミュレーションができます。
他社からahamoへの乗り換えキャンペーンは適用されない
ahamoが行っている、他社からahamoに乗り換える際に特典がもらえるキャンペーンは、ドコモからの乗り換えは対象外です。ahamoは、ahamoに乗り換えると最大22,000円分の割引が受けられるキャンペーンを開催していますが、ドコモからの乗り換えではキャンペーンが利用できません。
ドコモを利用している人は、ドコモ以外のキャリアや格安SIMの乗り換えキャンペーンを使うと、ahamoに乗り換えるよりもお得になる場合があります。お得なキャンペーンを見つけたら、他社への乗り換えを検討してみるのもよいでしょう。
ahamoをおすすめできない人は、ドコモのキャリアメールをメインで利用している人があてはまります。また、月々のデータ利用量が20GB以下の場合は、ほかの格安SIMのほうが安くなるケースも。加えて、留守番電話サービスや転送でんわサービスをよく利用する人もおすすめできません。
ahamoのサポートは原則オンラインのみのため、申し込みや手続き、端末の不具合などで手厚いサービスを受けたい場合も、おすすめできないといえるでしょう。また、18歳以下の人は親権者の名義で契約が必要で、手続きも18歳以上がする場合に比べてやや面倒です。
現在ドコモを利用していて、みんなドコモ割やドコモ光セット割など、割引額の大きいサービスが適用されている人も注意しましょう。利用プランによっては、ドコモのままのほうがお得な場合もあるので、ahamoにしたほうがお得になるかを、事前に計算しておくと失敗がありません。
料金のシミュレーションは、おてがる料金シミュレーションをドコモの公式サイトで利用すると便利です。dアカウントを持っていて、ドコモのスマホプランに加入している人は、より詳細なシミュレーションもドコモの公式サイトで可能なので、試してみてください。
現在のスマホ料金が、月々2,970円以上かかっている人は、ahamoがおすすめできます。また、月々のデータ利用量が20GBまたは100GBに近い人も、ahamoを最大限に活用できるでしょう。
さらに、ahamoは海外でも追加料金なしで20GBまでのデータ通信が可能です。旅行や出張で海外によく行く人にとっては、大きなメリットといえます。
加えて、ahamoはドコモの回線を利用しているので、通信速度も速めです。mybestで実際に速度を計測し検証した結果、ahamoの通信速度は、数ある格安SIMのなかでもトップクラスの速度であるといった結果が出ています。快適にインターネットを利用したい人にはかなりおすすめできるといえるでしょう。
また、LINEMOやpovoなどでは有料オプション扱いになる、5分間以内の国内通話が無料なので、短時間の通話をよくする人にもおすすめできます。
上記のおすすめポイントにあてはまる人は、ahamoに乗り換えれば月の通信費を抑えられたり、快適にインターネットを利用できたりする可能性があるので、契約を検討してみてくださいね。
ahamoにはキャリアメールを使えない、料金プランの選択肢が狭いなどのデメリットがあるものの、大容量のデータ通信が低料金で可能なことや、通信速度の速さなどのメリットも多数あります。乗り換えの際には、十分検討に値する格安SIMだといえるでしょう。
以下のコンテンツでは、ahamoを実際に契約したうえで、通信速度や料金の安さなどを検証しています。ahamoのことを詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ahamo(アハモ)の評判・口コミは本当?実際に契約してメリット・デメリットを徹底レビュー!
ドコモからahamoに乗り換える際には、手続きや解約金の有無など、知っておきたいことがいくつかあります。スムーズに手続きを進めるためにも、以下の解説を参考にしてみてください。
ドコモからahamoへの乗り換えはめんどくさいって本当?
ドコモからahamoへの乗り換えは、実はとても簡単に行えます。乗り換える際は、ahamoの公式サイトで「契約形態の選択」のなかから、「docomoを契約中の方」の当てはまるほうにチェックを入れましょう。続いてdアカウントにログインして、プラン変更の申込みをするだけ。
ドコモで利用中のスマホをそのまま利用する場合は、SIMカードの発行は原則不要です。ahamoに切り替えが行われたら、初期設定をして利用を開始しましょう。初期設定の手順は、ahamoの公式サイトを参考にして、自分に当てはまるほうを選んでいくとスムーズです。
ドコモからahamoへの乗り換えに解約金や事務手数料はかかる?
ドコモからahamoへプランを変更する際には、解約金や解約時の事務手数料は一切かかりません。また、ahamoの契約時の事務手数料も0円です。ドコモからahamoへは完全無料でプラン変更できるので、気軽に乗り換えられるのは大きなメリットだといえるでしょう。
データ利用量が自分に合っていなかったり、データを翌月に繰り越したりしたいなど、ahamoのデメリットが気になる人は、ほかの格安SIMを検討してみるのもおすすめです。
コメント