最近テレビCMやYOUTUBEの広告などで、NetflixやAmazon Primeの名前をよく目にするようになりました。これらのサービスはVODと呼ばれるもので、私たちの生活に新しい文化をもたらしてくれます。
映画を見たいときには映画館へ赴き、ドラマが見たいときはテレビをつけることが従来の視聴方法でした。しかし、VODが普及したことによって、自宅にいながら最新映画やドラマがスマートフォン、パソコン、タブレットから手軽にチェックできるようになりました。今回は話題のVOD利用方法やメリットとデメリット、そしてサービスの選び方などをご紹介します。
VODとは
VODとはビデオ・オン・デマンド(Video On Demand)の略で、日本語に訳すと電子ビデオレンタルという意味です。VODについて簡単に説明すると、インターネットにつながれた状態で、動画を配信するというサービスになります。
今までは、見たい動画をDVD・ブルーレイという形でレンタルショップまで借りに行き視聴するのに対し、VODは動画をデータとしてダウンロードすることで、テレビとDVDデッキがなくてもパソコンや携帯端末から楽しむことが可能です。そのため、インターネット環境さえ整っていれば、視聴したいときに自分の好きなだけ動画を定額料金で視聴することができます。
現在、日本だけでなく世界中でさまざまなVODが普及されており、好みによってサービス媒体を選んで動画を視聴する文化が浸透しつつあります。
VODサービスの利用方法
VODを利用するには、始めにVODサービスへの利用者登録をする必要があります。サービスによっては無料のお試し期間が設けられているものもあるので積極的に活用すると良いでしょう。VODサービス公式サイトの登録ページから、VODサービスへの登録を行うことができます。登録にはインターネット環境、環境対応したデバイス、レジットカードなどが必要ですので、準備しておきましょう。
料金の支払は、基本的にはクレジットカード決済です。しかしサービスによって、携帯電話代金として形計上するキャリア支払い、ギフトカード、デビットカードなどでも支払い可能なサービスもあります。
また、携帯端末やパソコンだけでなく、テレビでVODを楽しむことも可能です。テレビを通じてサービスを利用する方法は、インターネットに接続可能なスマートテレビで利用する方法と、テレビにセットトップボックスという危機を取り付けて利用する方法の二通りあります。セットトップボックスを活用する場合は、VODサービスによっては対応していない場合があるので確認が必要です。
VODのメリット・デメリット
ここからは、VODのメリットとデメリットについてご紹介します。
メリット
VODの主なメリットは以下の5つが挙げられます。
・レンタルショップに足を運ばなくとも良い
・時間と場所を気にすることなく楽しめる
・手頃な料金でコンテンツが充実している
・VODによっては、そこでしか見られないオリジナル作品がある。
・好きな時に解約できる。
VODの一番の魅力は、やはり時間と場所に縛られないことでしょう。電車やバスでの移動中に手軽に楽しむことができるため、手持無沙汰な時間がなくなります。また、月額500円前後から利用可能なサービスもあり、レンタルと比較しても、お金がかからない点も大きな魅力です。
デメリット
VODの主なデメリットは以下の3つです。
・サービスによってコンテンツが偏る
・定額制のため、利用しなくてもお金がかかる
・ずっと配信されるとは限らない
VODの一番の欠点としては、利用しなくても定額料金がかかることでしょう。見たい作品をあらかた見てしまい、登録だけしている状態が続けば、料金だけを払っている状態になってしまいます。そのため、結果的にレンタルの方が安く済むケースもあります。また、ほとんどの作品は配信期間が決まっているため、永続的に配信される訳ではないことも欠点の一つでしょう。
失敗しない動画配信サービスの選び方
折角環境を整えツールを用意しても、自分に合ったVODサービスを見つけられなければ意味がありません。そこで、最後にVODサービスの利用を考えている方のために、失敗しないVODサービスの選び方をご紹介します。
好みのジャンルを扱っているか
定額とはいえお金を払うのですから、自分に合ったサービスでなければ価値はありません。まずは自分の好みのジャンルが豊富かどうかを確認しましょう。サービスによっては、洋画コンテンツに長けているサービスや、ドラマコンテンツに長けているサービス、そしてアニメコンテンツに長けているサービスなど、それぞれの特色あります。登録してから自分好みのジャンルがなかったと後悔する前に、そのサービスが主に扱っているコンテンツと強みを把握しておくと良いでしょう。
動画本数は充実しているか
VODを選ぶうえで絶対に欠かすことのできない要素があります。それが配信している動画総数です。本数が少なければ、そのサービスで見たい動画が見つかっても、直ぐに見え終えて飽きてしまいます。集中してみたコンテンツに特化しているサービスなら兎も角、映画もドラマもアニメもまんべんなく楽しみたいとい方は、動画本数が充実しているサービスを活用しましょう。
視聴可能な動画数はサービスによって異なりますが、約5000~10000本程度が多いようです。また、サービスによっては10万本を超えるラインナップを取り扱っているサービスもあります。したがって、動画本数を中心にサービスを選びたいという方は是非チェックしてみて下さい。
トライアル期間があるか
あらゆる商品やサービスにお試し期間が設けられているように、VOCサービスにも無料のトライアル期間が設けられている場合があります。自分に合っているサービスかどうかは、実際に利用してみないとはっきりしたことは分からないため、トライアル期間があることは大きなメリットです。トライアル期間は、およそ二週間~一か月程度が多く、何よりもトライアル期間中に自由に契約を解除することも可能であるため、魅力的なサービスかどうかをじっくり判断することができます。
トライアル期間で判断すべきことは、動画配信サービスとしての質だけではありません。Webサービスとしての質も確かめておくと尚良いでしょう。サービスによっては、テレビやパソコンでは問題なく視聴できても、スマートフォンやタブレットでは操作性が悪い場合があります。自分が使いたい端末で問題なく操作できるかも大きな判断材料となります。
コストパフォーマンスは良いか
上記のような判断材料をもとに、最終的なコストパフォーマンスの良さを判断しましょう。VOCサービスの定額料金は、安いもので500円、高いもので2000円を超えます。そのため、たまにしか動画を見ないという方は安価なサービスを利用し、逆に映画もドラマもライブも余すことなく楽しみたいという方はサービスが充実しているものを選ぶと良いでしょう。
また、サービスによっては無料で視聴できる動画と定額料金とは別で有料視聴しなくてならない動画があります。高いサービスの方がその分無料コンテンツが多い訳ではないため注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では、VOCサービスの利用方法とメリット・デメリットをもとに、サービスの選考基準についてご紹介してきました。外出が憚られる昨今、先の不安から陰鬱な気分になっている方もいるのではないでしょうか。お家時間をより充実させるため、VOCサービスを登録してみてはいかがでしょうか。
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